現在生産され流通する商品ではないゆえに、骨董品に定価は存在しない。ただし、取扱業者間で自然に形成された相場価格はある。それに年代や希少性、作者などに対して見いだされた価値、当該物品の保存状態を加味して価格が決定される。相場価格自体に希少性や作者に対する価値が織り込まれている場合もある。ゆえにオークションなどで買い手間の価値観が激しく衝突した結果、勝者の呪い(英語版)が起きたような場合を除き、その相場価格を著しく超えることは稀である。