「自分以外の誰かを演じる」ことは、声優の仕事の魅力です。しかし、台本を読みながら、キャラクターの特徴や場面ごとに変化する気持ち、表情などをイメージして、声だけで表現することは、非常に難しく、スキルが身につくまでは経験を必要とします。

ときには、音響監督やディレクターなどと方向性が合わず、悩むこともあるかもしれませんが、スタッフと一丸となって作品を完成させる過程にこそ、声優としての面白さとやりがいが詰まっているのです。