約83万平方メートルに広がった。自衛隊や地元消防などは3日までに10万枚近くの吸着マットを使って陸地の油をほぼ回収したが、住宅敷地のほか、田畑にまで入り込み「完全除去は極めて困難」(県幹部)な状態だ。

一帯には水稲が約26ヘクタール、大豆が約15ヘクタールで栽培され収穫は絶望的。県と農協は対策会議を設け、土壌診断や栽培指導に乗り出す。