・個人データは全ての業者に筒抜けている


あんなあ、個人データは、全ての業者に筒抜けの状態やねんで。
各消費者金融や信販会社、銀行間は「金融機関の取引履歴」や、過去の借入、返済状況などをすべて把握しているさかいな。

こうした情報を「信用情報」と呼ぶんやけど、信用情報は、以下の機関を通じて各消費者金融や信販会社、銀行に提供されてるねん。

信用情報機関の種別

・ 全国銀行個人信用情報センター (KSC)
・ シーアイシー(CIC)
・ 日本信用情報機構(JICC)
具体的にこれらの機関では、以下の情報が登録されます。

① カードの契約日
② 申し込みの状況
③ 契約した金額
④ 支払いの回数
⑤ 利用残高
⑥ 完済日

また、支払いの延滞が発生すると、以下の情報が登録されます。

①⑦ 延滞した融資の内容
⑧ 延滞の発生した日時
⑨ 延滞が解消した日時(延滞解消から、JICCは最長1年、CICとKSCは最長5年間記録を保管)
⑩ 任意整理(最長5年間、記録を保管)
⑪ 個人再生・自己破産など(CICとJICCは最長5年間、KSCは最長10年間記録を保管)
⑫ カードの利用規約違反など、強制解約された場合(最長5年間、記録を保管)

・信用度が低くなる状況とは?

カードの申し込みは、信用度の高くなる申し込み方と、逆に「信用度の低くなる」申し込み方があります。気をつけて欲しいのは、他者の借入件数が4件以上(場合によっては3社)あると、審査に通らない可能性が高くなるということです。

また、1カ月以上の滞納、短期間で複数(1カ月3社以上)の申し込み、債務整理などの金融事故、携帯電話やスマートフォンなどの「割賦支払い」の延滞も、信用度が低くなるので注意が必要です。こうした「割賦金契約」の支払いは、1カ月以上の延滞で、ローン審査が不利になってしまいます。

・今まで借り入れたことがない人は有利なの?

あんなあ・・・カードとかローンって「使ってへんコトがエエ」って風潮があるけど、あれ間違いやで。どっちかって言うと、カードをコツコツ使ってる方が、審査では優遇されるねん。
これまで「一度もカードを使った事が無い」というヤツっているけどな、「ローンを利用したことが無い」というのは、審査の際、かえって不利になることが多いから、気ぃつけなあかんねん。


過去に借入があれば「どのような使い方をしていたのか」判断材料があるのですが、過去一度もローンを組んだことがなければ、審査の判断材料が無く、返済能力の有無を見極めるのが難しくなります。また「何か理由があって、カードが作れなかったのでは?」と、疑問視されるケースもあり、注意が必要ですね。