沖縄県西表島で、朝日新聞社のカメラマンが、貴重なアザミサンゴに傷をつけて落書きし、その写真をもとに新聞記事(元年4月20日夕刊)を捏造した事件である。歴史に残る虚報・捏造事件といわれているが、これが単なるスクープ合戦の結果と見るのは正しくないだろう。

 あえて、いま流にいうと、器物破損もいとわず、記事に《精神の貧しさの、すさんだ心の…》と他人事のように記し、日本人の精神性を貶めようとした、「極めて悪質な反日フェイクニュース事件」であった。

平成の初めに起きたこの事件。30年経って元号が変わっても企業体質が変わらない朝日新聞の自浄作用のなさに呆れてモノが言えない。