ライダイハンの父親は、韓国兵のほか民間や軍属の韓国人男性ら。1973年に結ばれたパリ和平協定による韓国軍撤退などで韓国人男性らは帰国し、ライダイハンは置き去りにされた。75年にベトナム戦争終結後、南ベトナム政府の崩壊により、共産党政権下でライダイハンは「敵国の子」として迫害され、差別されてきた。

生まれながらに差別と戦わざるを得なかった彼らの悲しみよ。