農村地域などで開業するか、農業共済組合や農業協同組合などに勤務して、周辺の畜産農家に往診する獣医師です。乳牛をはじめ、肉牛、馬、豚、鶏など家畜の診療と病気の予防、飼養衛生管理の指導などを受け持ちます。家畜の伝染病防疫や、家畜の改良増殖の仕事もその活動範囲となります。さらに、動物用医薬品の安全性確保などのための検定試験やその製造、流通、使用に関する薬事監視の仕事も獣医師によって行われています。