立憲民主党の枝野幸男代表が、他の野党と一定の距離を置く「単独主義」を際立たせている。

(中略)

「政権構想委員会」設置も盛り込み、党単独で政権獲得を目指す姿勢を掲げたほか、国民民主党などに待望論がある夏の参院選での比例代表統一名簿の可能性は明確に否定した。

 多くの旧民進党出身者が異口同音に唱える「大きな固まり」という言葉を、枝野氏は積極的には口にしない。29年衆院選のわずか約3週間前に結成した立憲民主党が議席を3倍以上に増やす躍進を遂げた経験を通じ、あることに気づいたからだ。