シェアハウスの利用者は大半が若年層です。駅チカで利便性の高い立地が求められますが、駅から徒歩数分のエリアに、シェアハウスとして活用できるような大型の戸建てはなかなかありません。
だからといってシェアハウス用に新築物件を建てれば、収益バランスが崩れ、シェアハウス経営の利点が失われてしまいます。たとえ時間がかかっても、慎重な物件選びを続けることが、シェアハウス投資成功への第一歩です。

シェアハウス用物件の間取りは、部屋数が重要です。理想は4DKや5DKの物件です。なお、部屋数の多さと管理の煩雑さは共有設備が多い為、それほど比例しません。

○経営前に用意する物
シェアハウスオープン前に用意しておくべきものをご紹介します。

・電子レンジ
・冷蔵庫(家庭用最大サイズ推奨)
・炊飯器
・トースター
・ドライヤー
・テレビ
・カーテン

キッチン周りの小物も用意しておきましょう。

・鍋
・フライパン
・各種皿
・スプーン
・フォーク
・まな板
・包丁
・マグカップ

シェアハウスの入居者は若年層で、低所得者が多い傾向にあります。中には、ほとんど着の身着のままで入居してくる人もいますので、手ぶら状態での入居でも、すぐに日常生活が送れるような設備や小物の準備は欠かせません。

続いて、各部屋に必要な設備です。

・ベッド
・カーテン
・机
・イス

このほか、玄関に各部屋用のポストを設置する必要があります。

普通の一軒家を購入した場合には、シェアハウス用にするためのリフォームが必要です。
各部屋に設置する設備では、以下のようなものが考えられます。

・テレビ線
・鍵付きのドア
・和室を洋室にする
・スイッチ増設

リビングのデザイン性や居住性は後回しで構いません、シェアハウスで出会いを探している層は一定数いますが、実際には、コストと利便性を重視している入居者がほとんどです。彼らの大半は、居住性よりも、利便性と家賃の安さでシェアハウスを選びます。
例えば、デザイン性はあるが立地が悪い物件だと入居者が全く集まらずに投資失敗となる可能性もあるので要注意です。

賃貸経営である以上、空室期間はできるだけ短くしなければいけませんので、シェアハウス投資に焦りは禁物です。「都心部に近い」「駅からさほど離れていない」など、絶対譲れない条件を設定して、妥協することなく物件探しを続けてください。