暖炉が原因で発生する事故は、ほとんどが火災です。火災の発生要因は大きく分けて2つあります。薪を燃料とする場合に煙突内部に付着したタールが燃える「煙突火災」と、本体や煙突から放射される熱による木材の「低温着火」が原因の火災です。これらを防止するためには、暖炉本体の周辺や煙突と建築物との関係など注意深く考えなければなりません。設計の段階から施工に至るまで、常に「安全性の確認」をしたいものです。