大腸壁における癌の浸潤の深さ(深達度)が粘膜と粘膜下層にとどまるものを早期癌,粘膜下層より深く浸潤するものを進行癌といいます。内視鏡的に,安全かつ完全に病変を切除できると考えられる早期癌に対しては,まず内視鏡治療が考慮されます。癌が肛門に近く存在する場合には,肛門からアプローチして癌を取り除くこともできます(局所切除)。いずれも開腹手術よりもからだに負担の少ない方法です。

出典 ●●CCR 大腸癌研究会