がんが深達度T4以上、すなわち胃壁をつらぬくまで深く進展すると、がん細胞が直接おなかの中にこぼれて腹膜に転移することがあります。腹膜転移があると、ほとんどの場合手術でがんを取りきることはできなくなり、やはり原則として抗がん剤治療が標準治療になります。