胃がんはリンパ節に転移しやすいって本当?

胃がんは比較的生存率が高いと言われていますが、他の部位に転移した時は変わってきます。
胃がんはリンパ節に転移しやすいと言われていますが、本当なのでしょうか。
今回は胃がんの症状や転移についてまとめました。

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胃がんの症状

こちらでは、胃がんの症状について見ていきましょう。

食思不振、悪心・嘔吐

胃がんによって消化管が狭くなると、食べものの通過が悪くなり、胃が重く感じるようになります。そのため、食欲がなくなったり、吐いたりすることがあります。

るいそう、全身倦怠

食思不振や悪心・嘔吐によって、栄養を身体に吸収させることができなくなった結果、痩せたり全身にだるさが出ることがあります。

腹痛・腹部不快感

みぞおちや臍の上の痛み、あるいは食事の前後に腹部に鈍痛やもやもやとした感じ見られるようになります。胃がん特有の症状ではないものの、胃がん患者の多くが訴える症状です。

他にも胸焼けなどの症状も出てくることが多いようです。

胃がんが転異しやすい場所

こちらでは、胃がんが転異しやすい部位について見ていきましょう。

胃がんはリンパ節に転移しやすい

がん細胞がリンパ管に入り込み、リンパに転移するのがリンパ行性転移です。

胃がんは、比較的早い段階から、リンパ節に転移しやすいがんです。

胃がんが胃壁の中の血管内に侵入すると、そこから血液に乗ってほかの臓器へ転移する可能性があります。胃がんの場合は、肝転移が最も多くみられます。血行性転移の診断も主としてCT検査で行い、10mm大以上の肝転移であれば、ほぼ見つけることができます。

がんが深達度T4以上、すなわち胃壁をつらぬくまで深く進展すると、がん細胞が直接おなかの中にこぼれて腹膜に転移することがあります。腹膜転移があると、ほとんどの場合手術でがんを取りきることはできなくなり、やはり原則として抗がん剤治療が標準治療になります。

もっとも転移しやすいのはリンパ節ですが、その他にも転移する部位があるので注意しなければいけません。

末期の胃がんになるとどうなる?

こちらでは、末期胃がんの特徴などについて見ていきましょう。

末期胃がんの診断について

胃がんの進行の程度や他の臓器への広がり、リンパ節への転移の有無を確認するためには、超音波内視鏡検査や腹部超音波検査、CTなどが用いられます。

末期胃がんの治療

胃がんが末期の状態にまで進行した場合は、胃がんそのものの治療よりも、がんによってもたらされる辛い症状を改善するための治療が優先して行われます。例えば、がんによって胃の出口がふさがれてしまった場合、胃と小腸をつなぐバイパスを形成し、食べたものが胃を通過できるような対応を行います。

末期胃がんの予後やケア

胃がん末期とは、他の臓器に転移したがんがそれぞれ進行し、回復が見込めないような状態です。この時期は、体中に転移したがんが様々な組織を破壊することによって、「がん性疼痛」と呼ばれる強い痛みを感じるケースがほとんどです。そのため、がんの末期には、疼痛のコントロールをはじめとした、がんによる肉体的・精神的苦痛を取り除く緩和ケアが積極的に行われています。

末期胃がんの場合は転移が進んでしまっている状態を指します。
そのためステージ4の5年生存を10%切っている状態と言われているのです。

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