お施主様が頻繁に現場に顔を出し、そのたびに「ありがとうございます」「ご苦労様です」と声をかけるだけで、大工さんの意識はまったく変わってきます。
「あのご家族のために、良い家をつくろう」
「この子ども部屋で、あの坊やが暮らすんだな。気に入ってほしいものだ」
「ここは入念にやっておこう。ご家族のだんらんが台無しになったらえらいことだ」
その家で暮らす人たちのことを身近に感じて、もっと喜んでもらえるように尽くしたいという気持ちに、自然となるのです。