「(韓国政府国防部の)声明は「日本側が公開した動画に見られるように、友好国の艦艇が公海上で遭難漁船を救助している状況で、日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたこと自体が非常に危険な行為だ」と指摘した」。

つまり、日本側が公開した動画に写っていたのが韓国の海軍の駆逐艦であり、また、駆逐艦のそばにあったのが、韓国側が救助した北朝鮮の遭難漁船だと認めてしまったのです。

重要な点なので、もう一度、繰り返しましょう。

韓国政府は当初、昨年12月21日の時点では、「悪天候のなか、遭難した北朝鮮の漁船を探すために、すべてのレーダーを稼働した」と説明していました。ところが、今年1月2日の時点では、「遭難した北朝鮮漁船をすでに発見し、救助活動の最中だった」と、説明をガラッと変えたのです。