65歳以上の高齢者では、7人に1人が認知症であるといわれていますが、歯数が少ない人や、咀嚼能力が低い人、かかりつけ歯科医院がない人ほど、認知症の発症率が高まるという調査結果がでています。歯がほとんどなく義歯も未使用の人では、20本の歯がある人に比べて、認知症発症リスクは1.9倍高くなっていたのです。噛まないでいると脳細胞が減少するというデータもあり、自分の歯で噛むことは脳にも影響を与える可能性があります。