妙高市や上越市をはじめとした上越地域や、湯沢などスキー場が近くにある南魚沼郡などでは、雪が、住宅設計の8割を決めるといっても過言ではありません。

なぜなら、雪の処理を考えると、家の形が必然的に決まってくるからです。

例えば、雪国の暮らしで大変なことの一つが、屋根の雪下ろしです。近年では、雪下ろしをしなくても済むように屋根の形状を工夫するようになりました。雪が屋根から自然に落下する「自然落雪型」にするなら、必然的に屋根の勾配は急で、外観は箱型になります。