新車よりも、リーズナブルに購入可能な中古車ですが、とはいえ現金一括購入が難しい場合は、カーローンを組んで購入することになります。

値引き交渉において、このカーローンによる購入より「現金一括購入時の方が有利だ!」と、勘違いしている方が実に多い。

結論を言うと、現金一括よりもローンを組んだ方が、大きな値引きをゲットできる可能性が増します。

実は、中古車販売店は信販会社などと提携しており、例えば「A信販会社」の提供ローン金利が5%だとすると、中古車販売店は数%を手数料として上乗せ、ユーザーに紹介・手続きを代行します。

この手数料を、業界ではローンバックと呼びますが、ユーザーが組んだローンが仮に8%、信販会社金利5%で販売会社手数料が3%だった場合、合計200万円の中古車を5年ローンで購入したケースでは、計算上「16万9千円」近くの手数料収入が、販売店にもたらされます。

ローンバックは、些細な代行作業のみで、簡単に多くの利益を中古車販売店にもたらすため、「現金一括で買うから値引きして?}が、今や全く通用しないことをよくご理解いただけたと思います。