保険料を納める現役者が減って、老齢年金を受け取る高齢者が増えると、制度のバランスが悪くなります。実際、公的年金財政の数値をみると、保険料収入で賄える給付費は65%ほどしかなく(平成26年度)、公費を投入したり、積立金を取り崩したりしながらカバーされている状況です。この状況は、今後ますます高齢化と少子化が進めば、もっと深刻になると予想されます。