全国に知られる観光地「有松」がある。江戸時代以降、絞り染めの「有松・鳴海絞り」で発展した街だ。旧東海道沿いを中心に豪壮な商家が建ち並ぶ風景は、時代劇の世界のよう。市の「町並み保存地区」にも指定され、建造物の外観に関する基準などが定められている。2012年には旧東海道の無電柱化が完了し、ますます往時の景観に近づいたと話題になった。また、2014年度まで土地区画整理事業が実施されていたため、歴史がありながらも住みやすい市街地が形成されている。