借金返済は義務ですが、これは、債権者側から見ると、金銭支払いの請求権です。この権利のことを、貸金返還請求権と言います。そして、これも権利の1つですから、長期間行使しないと時効によって消滅します。そこで、借金を長期間支払っていない場合には、借金に時効が成立して、支払をしなくて良くなるのです。

なお、法律的には、時効の成立のことを、時効の「完成」と言います。