野草は昔から薬用、食用、染料などに利用され、人間生活と深くかかわり合ってきた。ドクダミ、ゲンノショウコは民間薬としてよく用いられてきたし、春の七草をはじめ、ふきのとう、タラの芽、ヤマノイモのむかごなどは山菜として珍重されている。アカネ、ムラサキは染料として、カラムシ、アマは繊維源として古くから日本で利用されてきたものである。