長時間の労働がメンタルヘルスに影響を及ぼすことは広く知られるようになりました。そして、IT業界はメンタルヘルスを原因とする休職あるいは退職がもっとも多い業界でもあります。
厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査」(平成27年)によると、IT企業を含む情報通信業の年間労働時間は平均よりも200時間以上も長いことがわかります。(情報通信業:1,955時間、全産業:1,732時間) 個人のスキルや経験に依存しがちな仕事が多く、時間外労働の多さはエンジニアやデザイナーのメンタル不調を招きやすくなります。 また働き方改革によってリモートワークや在宅勤務など、従来の産業医の知識やノウハウではカバーしきれなくなってきました。
そこでIT業界特有の事情をふまえたノウハウを身に付けた産業医が今、必要とされているのです。