「簡単に説明すると、『叱る』というのは相手本位の行為ですが、『怒る』は自分本位の行為といえます。

自分が困りたくないから、相手に行動の回避を求める。『お前がちゃんとやらないと俺の評価が下がる』など、自分の利益や保身のためのコミュニケーションが、『怒る』という行為です。

その点、『叱る』は相手の成長や、望ましい行動を促すきっかけをつくることが目的なのです」