全日制の高校はほとんどのところが「学年制」を採用していますが、通信制高校のほとんどは「単位制」を採用しており、卒業するためには必修科目・選択科目を合わせて74単位以上修得する必要があります。

たとえば、入学して1年目に30単位、2年目も30単位修得すれば、3年目は14単位修得するだけで卒業することができますし、じっくり学習したいという人は、毎年20単位ずつ修得して4年かけて卒業することも可能です。

中学校のような学年制(年間の成績に応じて進級できる制度)ではありませんので、学年というのは関係なく、必要単位数に達することで卒業できます。

また、単位制なので単位が足りなくても「留年」という概念はありません。3年間の在籍期間中に単位が卒業条件に達していなければ、条件を満たすまで勉強をし続けるだけです。