2社間ファクタリングと3社間ファクタリングには、上記のような違いがあります。

つまり、売掛先に対して売掛債権の譲渡通知を行うかどうか、という点で大きな違いがあるのです。

日本においては、2社間ファクタリングが一般的です。

これは、日本においてはまだそれほどファクタリングが浸透しておらず、売掛債権を資金化することを売掛先がよく思わないことも多いからです。

不動産や有価証券など、売却によって資金調達を行うことが一般的とされているものであれば、売掛先が何とも思わないことも多いものです。

しかし、売掛債権をファクタリングによって資金化するということがあまり一般的ではないため、ファクタリングの事実を知られると、資金繰りに困っているのだではないか、経営困難に陥っているのではないか、取引を見直した方が良いのではないかなどの感情を抱かせることになりかねません。