すでに見てきたように、老後資金が足りないということは、老後の収支が赤字になっていることを意味しています。だとしたら、老後の収入を増やすのも老後資金の不足をカバーする方法の1つだと言えます。具体的に言うと、まだまだ身体が元気であれば、今までの知識や経験を活かして定年後も働く、という選択肢です。

理想をいえば、ずっと働いてきた慣れ親しんだ職場で継続して働けるのがいちばんいいでしょう。それが難しい場合でも、ハローワークやシルバー人材センターに足を運べば求人が見つかる可能性があります。なかには、定年後のシニアの方を優先的に採用している企業もあるようですから、老後もいきいきと働ける環境を探しみるのも良いかもしれません。