脾臓細胞の重量は、各群で有意な差は認められなかった。 免疫担当細胞が呈する抗原の一つであるCD8(細胞傷害性T細胞指標)の発現率において、高分子フコイダン摂取群が対照群に比べて有意な上昇を認めた。この結果より、フコイダンの免疫系への影響は、細胞障害性T細胞の割合を増加させる作用によるものであり、その効果の発現には一定以上の分子量が必要であることが示唆された。