警報機の「カンカンカン」という音とともに、車も自転車も人もスピードをゆるめて止まり、江ノ電がゆく線路を空けて待ちます。ここに止まっている誰もが優雅に路面を通り過ぎる江ノ電に目を奪われて、まるで王様が赤い絨毯をゆっくりと歩くような静かなひとときが通り過ぎていきます。