投資対象の違いによって、どのくらい利回りは異なるのでしょうか。たとえば銀行預金であれば、優遇されているネット銀行でも0.01%ほど。定期預金でもそれほど変わりません。ネット銀行とネット証券の両方を保有するマネーブリッジなどでも0.1%ほどです。

安定性と利率に定評のある個人向け国債(日本)は2017年12月時点で0.05%。外国債、社債などを見てみると、0.5~1%ほどの利回りが期待できるものも出てきますが、発行元の信用力を見極める必要があります。これらの投資は安定的に運用できる分、償還までの期間が長くなりますが、それにもかかわらずあまり高い利回りを期待できません。

実際にワンルームマンションの利回りはどれくらいなのでしょう。株式会社ファーストロジック(「楽待」運営会社)の調査によると、2017年3月時点における投資用区分マンションの表面利回り(新規掲載物件・全国)は、7.64%となっています。これは全国平均値ですので、利回りが高い物件もあれば低い物件も含まれます。また、表面利回りだけでなく実質利回りを考慮する必要があります。