「オンジ(遠志)」は、イトヒメハギの根の部分。精神を安らかにする作用があるといわれ、健忘に用いられています。

「志が遠大になる」という由来から「遠志(おんじ)」と名づけられました。また、「心(しん)」(五臓の一つ)の栄養状態を改善することから、「心を安らかにし、智を益す(精神を安定させ、智恵を益す)」といわれています(中薬大辞典)。