一方の認知症は、「日常生活に支障をきたすこと」「忘れているという自覚がないこと」「体験の全てを忘れていること」といった点が単なる物忘れとは大きく異なるでしょう。会話の途中で何かを忘れても問題ではありませんが、例えば、通い慣れたはずの場所へ行く道を忘れてしまう、約束したことや予定そのものを忘れてしまうなど本人に忘れたという自覚がないこと、食事したこと自体を忘れるのは単なる物忘れではありません。