記憶力は、20歳代をピークに徐々に減退していきます。とくに60歳頃になると、記憶力に加え判断力や適応力なども衰え始め、段々と物忘れが多くなるようになります。しかし、人の名前を忘れてもヒントを与えると思いだすなど、自分で記憶力の低下を自覚しているような物忘れは、加齢によって誰にでも起こることですから、それだけではイコール認知症というものではありません。