体外受精の排卵誘発法には初期胚移植、胚盤胞移植などいろいろあります。どの採卵方法も体の排卵日に合わせて行うため、採卵日と胚移植には医師の診察と施術が必要です。採卵や胚移植の日にちについては、治療計画に基づいて体のサイクルに合わせて設定されます。仕事をしている女性にとって、治療計画が必ずしも都合の良い日に設定できるとは限りません。多くのケースでは、通院のためにお休みを取っている方がほとんどのようです。

注射を使って採卵する治療法の場合、低刺激法といった注射回数が少ない治療法であれば注射日に休みを取ればOKです。ただし、ロング法やショート法といった刺激法の場合、連続して注射を行わなければなりません。そのぶん、通院回数が増えるため、休みを取る期間も長くなる可能性があると頭に入れておきましょう。どうしても通院の都合がつかないという場合は、自分で注射を打つことができます。この場合、医師からきちんと指導を受ける必要があります。