内臓脂肪型肥満の原因は、食事からのエネルギー摂取が、運動などのエネルギー消費を上回るエネルギー収支のアンバランスです。この過剰摂取分が内臓脂肪として蓄積されるのです。

この他、睡眠不足、朝食の欠食、夕食偏重といったリズム障害も内臓脂肪型肥満を招きます。たとえば、睡眠不足になると食欲が増し、食べ過ぎる恐れがあります。

また、朝食を抜くと1日の活動と休息のリズムを切り替えている体内時計のリセットがうまく行かなくなり、代謝が低い夜間と同じ状態で午前中を過ごしてしまうので、エネルギー収支がプラスにはたらきやすくなります。そして後は眠るだけでエネルギー消費が少ないのに夕飯を食べ過ぎると、エネルギー摂取過剰となります。なぜなら内臓脂肪は夜つくられるからです。

メタボの原因は食事摂取によるエネルギー過多です。運動をして消費したり、体を休める睡眠のサイクルが乱れると、余ったエネルギーが消費されず蓄積されてしまい、内臓脂肪を生み出してしまいます。
基本的なことですが、生活習慣病は不規則な生活によって生まれるもの。食生活、運動、睡眠がバランスよく整っているかどうか入念にチェックしましょう。