腎臓病の初期には、自覚症状がありません。肉眼的に尿の異常がわかるのもまれで、腎炎は10年以上にわたって無症状で経過します。定期的に尿検査を受けるようにしましょう。

慢性腎不全になると、体内の老廃物を尿中に排泄できなくなって血液中に有害な物質が多くなったり、逆に、体に必要な成分が尿中に排泄されたりします。また、水分や電解質・血圧の調節もできなくなり、むくみが現れたり血圧が高くなることもあります。赤血球の産生を刺激するホルモンであるエリスロポエチンが不足し、貧血を引き起こすこともあります。

腎臓病には自覚症状がほとんどありません。尿検査を定期的に受けることで初めて発見される病気です。
体にとって有害な老廃物をうまく排出できなくなるため、老廃物が蓄積して高血圧やむくみなどが起こります。逆に体にとって必要な栄養素や成分を排出してしまい、貧血症状を起こすことがあるのです。