下記事例のような工夫を行えば、倉庫を建てる際にかかるコストを削減できます。

《倉庫規模を容積で考える》
必要以上に高さのある倉庫は、工事に使用する外壁材や構造部材が増大することで、建設コストが増えると考えられます。こうした事態を回避するためには、本当に必要となる高さをきちんと考えた上で設計を行う取り組みが必要となるのです。

《柱スパンを追求する》
倉庫建設を効率的に行うためには、柱同士の間隔についても考えなければなりません。一般的な皆さんの感覚では、柱の間隔を広い倉庫を作れば、本数減により部材コストを抑えられると考える方々が多く見受けられます。しかし柱の本数を少なくすると、それだけ1本あたりの荷重が大きくなるデメリットが出てきますので、強度を持たせる必要性が生まれるといった意味でもおすすめ度は低いと捉えた方が良いでしょう。鉄筋構造における経済的な柱スパンは、7メートル程度と言われていますので、この基準をベースに倉庫設計をすれば工事費用が抑えられると言えるでしょう。