機能スペースのゾーニングを決めた後は、建物内の経路を計画していきましょう。人が動く際に通る導線を効率良く確保することで、ストレスなく作業できる環境を設計できます。通る経路を複雑化すると、効率性が下がりコミュニケーションロスを生みかねません。ただし、経路を単調にし過ぎても移動の際に衝突する危険性が増すため、注意が必要です。
導線計画を立てる際に押さえておくべき点は、袋小路のない導線・メイン導線の明示・導線の簡略化など。動きやすく簡単な導線にすることで、移動しやすい事務所レイアウトが出来上がります。万が一のトラブルに対応できるよう、2方向避難通路の確保や法規上の通路幅制限も考慮した導線計画にしておきましょう。