バネ式のメリットは、安価で仕掛けが簡単なこと。おとりとなる食品をバネの根元や周囲に置くだけです。ねずみがバネに触れると、瞬時に作動して挟み込むため、思い通りに事が進めば、効率よくねずみを捕獲できます。

しかしこのグッズは非常に原始的なため、残念ながら現代ではデメリットを感じることの方が多そうです。

まず挟んだバネからねずみを引き離すため、その胴体に触れなければなりません。運よく即死していれば良いですが、まだ生きていたら…想像するだけでも怖い!焦って作業をするあまり、自分の指まで挟んでしまう危険もあります。

また家ねずみの代表例であるクマネズミは知能が高く、警戒心も強いため、なかなかこの罠にはまりません。運良く1匹だけ捕獲できても、残りのねずみは仲間の死から学習し、二度とその側には近寄ってこないでしょう。