木は、人間の五感(視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚)に感応する性質を持っています。
五感のうち、味覚は別と思われますが、もし鮨屋のカウンターが木でなかったら、もし味噌汁のお椀が木の器でなく、プラスチックだったら?
味覚は損なわれます。
触覚のうち、さらに皮膚感覚は触・圧覚、温・冷覚、振動感覚などに細分されますが、
これらの言葉に木という素材をあてはめると、人はおのずとその世界を知覚することができます。