石はそれ自体、冷たい無機物であり沈黙の存在であるが、安らぎを求める心にとって、それはあたたかい母性ともなり、そして、語りかけ、慰めてくれる親しい友ともなる。かく思えば、石を愛する人々が多いのも、理由のないことではあるまい。

月刊愛石 2006年8月号 かつて、愛石趣味界に爆発的なブームがおこったことがあった。

しかし、当然のことながらまもなくブームは鎮静し、今日では、真実、石が好きでやめられない人々がこの世界を形成している。『愛石の友』はこうした人々の趣味の友となるべく創刊された。