セルシンは幅広い作用をまんべんなく持つ、スタンダードな抗不安薬であるため、非常に古いお薬ではありますが現在でも用いられることがあります。

ベンゾジアゼピン系には、不安を取る作用以外にも、筋弛緩作用(筋肉の緊張をほぐす)、催眠作用(眠くする)、抗けいれん作用(けいれんを抑える)の4つの作用がある事が知られています。セルシンはベンゾジアゼピン系の4つの作用をまんべんなく持っている点が特徴で、これがメリットでもありデメリットでもあります。