初回貼付時と再貼付時で、硝酸イソソルビドの経皮吸収速度(血中薬物濃度)および粘着力(剥離力)を比較したところ、有意な差は認められなかった。

この特徴は、同剤に使用されている粘着剤の物性によるところが大きい。皮膚への粘着力が弱いため、剥離時に皮膚角質層が付着しにくく、再貼付時に粘着力が低下しない。他の貼付剤と比べて、剥がれやすさはほとんど差がないという報告も。