リビングのドアは「捻り組み」と呼ばれる工法で造られた木製の特注品。熟練した職人の手業でしか出すことができない、繊細で上品な表情が、くつろぎの空間を演出する。リビングに入ると、正面に見えるのは幅8mの開口部。コンクリート造りの利点を生かし、柱にさえぎられることなくテラスと庭を見渡せる。高い天井の片側はさらに高く吹き抜け、最上部に設けられた窓から光を取り込む。