ピニトールは特定保健用食品に多く認められる様な、いわゆる食後 血糖の上昇を抑える作用機構とは異なったメカニズムによって血糖値を調整する希少な物 質である。ピニトールは、体内に摂取されるとメチル基が外れた環状糖であるカイロイノ シトールという物質に変換されることが確認されているが、このカイロイノシトールは、 インスリン代謝の主要メッセンジャーであることが分かっている。