抗T細胞抗体等の抗体医薬品を投与した際に起こり得る即時反応であり、アナフィラキシーとは異なる概念である。血中に炎症性サイトカイン等が放出され、悪寒、悪心、倦怠感、頭痛、発熱、頻脈、血圧変動等の種々の症状が起こる。重症の病態をサイトカインストームと呼ぶ。
シンバスタチンはOX40ならびにOX40リガンドおよび同mRNAの量を抑制する。さらに、脳梗塞後の再発治療(6ヶ月間)における血清中の可溶性OX40L濃度およびメタロプロテイナーゼ9濃度は、従来治療(n=30)に比べてシンバスタチンを追加した場合(n=46)に有意に低下した。