緑膿菌に感染している気管支拡張症患者に対する高用量アトルバスタチン投与により全身の炎症が軽減される可能性があることを示唆する概念実証試験のデータが、英国のグループによりChest(2017; 152: 368-378)に発表された。

アトルバスタチンは呼吸器疾患特異的QOLの評価指標であるSGRQスコアを有意に改善し、血清中のインターロイキン-8、腫瘍壊死因子、細胞接着分子-1を有意に低下させた。また、血清C反応性蛋白と好中球数の改善傾向も観察された。