ジギタリス系の強心薬

ジギタリス系の強心薬

心筋の細胞膜にはNa+-K+ポンプ(Na+/K+-ATPase)と呼ばれる構造があり、3個のNa+を細胞外へ出し、2個のK+を細胞内へ取り込む働きを持っている。

ラニラピッドはこのNa+-K+を阻害し、心筋内Na+を増加させる。するとNa+/Ca2+交換系によりNa+を細胞外に出すかわりにCa2+を細胞内に入れることになる。