『下行性疼痛抑制系』 の抑制性ニューロンは、痛み信号を一次侵害受容ニューロンと二次侵害受容ニューロンのシナプス伝達を抑制するために、脊髄後角へノルアドレナリンとセロトニンという二つの伝達物質を放出します。

シナプスで痛み情報が二次侵害受容ニューロンに伝わらないようにして、痛みを和らげるものです。原因不明といわれている持続する疼痛(慢性疼痛)は、下行性疼痛抑制機構の低下とストレスに対する抵抗性の低下が一要因起因と考えられます。