末期腎不全患者で、特に血液透析を受けている患者では、カルニチンが不足する。血中のカルニチン濃度と筋肉中のカルニチン量が低いことが、貧血や筋肉低下、疲労、血中脂質濃度の変化、心疾患などの一因となる可能性がある。

維持血液透析を受けている患者に高用量のカルニチン補給(大半が注射により)をすることにより、上記症状のいくつか、もしくはすべてのそういった症状が改善される可能性があることが示唆される